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2008年12月29日

幼稚園教頭に・・・

小学校から幼稚園教頭への道ができたのが、今年です。
市として初めての試みでした。来年度も「若干名」ということで、この制度があるようです。
昨日、小学校勤めの先生から電話が入りました。「幼稚園って・・・」「教頭って・・・」と、教えてほしいと言うことでした。

■「教頭って・・・」ということでは・・・
1.まず、教頭の仕事は、園長を助ける仕事です。園長と連絡を取り、すべての段取りをします。
 園長は、小学校の校長と兼任です。こちらから日程を伝えたり、行事の時間、プログラムを伝えます。例えば、スタートは○時、だから園長先生の挨拶は、○時の予定ですから、その時間までに幼稚園に来てください。等は、日々のことです。
 もちろん、園長先生が不在の時は、代理としての動きがあります。
2.書類
 教育委員会からの書類、他の幼稚園からの書類、等の処理。報告文書の作成。
3.保育料等の諸費の管理。
 銀行に行き、保育料を税金として納めたり、各種通帳に振り分けたり・・・。
 いろいろな会計帳簿
4.園の環境管理運営
 雨漏り等、市の施設と連絡を取ったり・・・。備品、消耗品の管理。
 四季折々の花がある環境にする。草引き、タネ・苗植え。畑管理。プランター等の水やりも
 遊具等の安全点検。田の草取り。送迎用駐車場の維持管理。
5.保育補助
 給食を運んだり、泣いている子等の個人支援に関わったり、お迎えの遅れている子を職員室で預かり、絵本を読んだり・・・。
6.育友会の補助
 役員さん・委員さんが中心となり運営してくださる補助。
 例えば、書類づくり、一緒に市あるいは県の育友会行事に参加、等。
7.教育現場としての運営
 先生方と協力して、幼児教育をすすめていく。
 園行事を先生方が計画してくれた行事を、安全管理を第一として、運営責任者として関わっていく。
 園全体の教育的な価値観作り。教育者としての教師の連帯作り。
8.その他
 毎日の園に来る全ての訪問者への応対。
   ・・・安全管理で、門を閉めているので、玄関の門の訪問ブザーが鳴れば、門まで出て行く。
     給食センターから運ばれる毎日の給食の受け取りも
 毎日の全ての電話の応対。
   ・・・先生方は、全員保育に入るので、職員室は一人なので、当然、電話受けは全てする。
 地域・外部講師等の窓口
   ・・・ゲストティチャーも多いし、地域とのかかわりも多いです。
     未就園児の会も月に一度開かれます。その運営もします。
 保護者からの相談
   ・・・もちろん子どもの子育てや、トラブルなどの相談などもあります。

■「幼稚園って・・・」の問いには・・・
・電話では、このブログを読んでおいてと、言いました。

・一番イメージと違っていたのは、幼稚園の先生は、前向きで、真面目で、なにより仕事が大変多いということでした。
 幼稚園というと頃は、早く子どもが帰り、勤務時間中に仕事が終えられるくらいゆとりある仕事だと、来るまでは思っていました。そこが全く違っていました。
 先生は、トイレに行く時間もなく、行けばトイレの戸の前まで子どもがくっついていきます。8時半に各クラスに入ったらお茶を飲みに職員室に戻ってくると言うことなどできません。本来は、8時間の勤務にあっては、1時間の休憩がなくてはならないのでしょうが、その時間を子どもの降園後に取りましょうと言っても、とれない実態です。明日の保育の準備があり、休憩よりそれをしたいのです。1日で一度顔を合わせることも大事と言うことで、3時45分~15分間私が音楽をかけるのを合図に職員室に集まりお茶を飲むのが、休憩らしい休憩です。
 といっても、その時間には、各先生に「今日の保育であった子どものすてきさ」を一人一人に手短に話してもらうことになっていますので、本来の「自由にできる時間」の休憩とはなっていないのが実情です。勤務時間を超えての保育準備が日常という様子です。まださらに、カバンに画用紙やノートを詰め込んでかえる場面も多々みかけます。

・小学校よりも、予算が少ない
 小学校ならば、新聞を1つはとっています。しかし、幼稚園では、読む時間もないということですが、その予算があれば花の苗を買いたいと、誰でもが思っているのが実情です。もちろん市費で新聞を取ることはできるのですが、・・・。前任者の教頭先生は、花が好きだったので、こぼれ種で花の苗などは買わずに、花を絶やさないでしていたというのです。確かに、春この園に初めて来たときには花満開ですばらしいものでした。しかし、私には、そのようなまねはできません。園の玄関の花は大変大事な園の環境と思っていますので、苗を買わせてもらっています。もちろんタネもしっかり集めてはいます。
 一事が万事、この新聞のことからもわかると思います。

・でもやはり、一番大きいのが、教育の日々の営みに感動
 小さな子ども達は、仏さんに近い存在です。先生方もその子ども一人一人の存在を大事にしています。日々の取組を丁寧にしています。だから、感動するのです。
 「探偵ナイトスクープ」の西田所長はよく涙を出しますが、私もそれ以上に感動で涙ぐむ場面が多くありました。
小学校でいるときは、こんなにも涙もろくないはずだったのですが・・・。
 この職場で、勤められているという幸せを感じているというのが、「まとめ」ということになります。


■これを書きながら考えて・・・・
 教頭の仕事って、・・・
子どもはもちろんのこと、保護者も職員も、そして、幼稚園に関わってくれる方も含めて、よりよく過ごせる幼稚園の環境作りを、具体的行動でもってつくっていく仕事なのかなあと思っています。
 
■【蛇足】
 先日忘年会のあと、町の中で偶然お会いした、ある小学校の校長先生から、「そんなとこでうろうろしてやんと、はよもどっちょいで・・・」と、声をかけられました。校長先生は、親切な意味で言ってくださった言葉です。しかし、私がここに来たのも私にとって意味があることなのだろうと思っています。
 もう少しその意味をはっきりした物にするあゆみをしたいと、今は思っています。  
Posted by 未来 at 08:08Comments(0)