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2010年06月19日

学校訪問

教育委員会学校教育課学校訪問がありました。
全クラスを見ていただくと共に、午後に研究授業をしみんなで学び合う1日です。

3歳児クラス
・楽しいことをすると、3歳の子ども達も集中し、先生の出してくるものをしっかり見ます。
また、先生の教材の出し方がいいのです。
写し絵をするにも、単に画用紙を渡すのでなく、画用紙をお魚の形に切って、「お魚にきれいなお洋服を着せてあげよう」と、子ども達をその気にさせているのです。
子ども達から、自分の思いをいっぱい言葉に出せているのは、安心安全な場所という証拠に思いました。
3歳の子ども達が、みんなでひとつのことを楽しめる集団になりつつあるなあと感じました。

4歳児クラス
先生の表情、声の大きさ抑揚、これが子ども達の様子にピタリとあっていたら、その集団は、先生の話をよく聞き遊んでいるように学んでいます。ひとりひとりに声をかけるように全体に声をかけている。それが、大きくもなく小さくもなく。その声に優しい笑顔と、体全体での表情が入る。
いいなあと思いました。

紙コップ2個でつくる飛び出すカエルづくり。
まず、カエルに興味を持たすように、カエルが登場する絵本をみんなによんであげ、カエルの歌でもりあげて、いよいよ、そのカエルをみんなで作りましょうと、「その気」にさせてから4人グループでの工作。グループですることによって、子ども同士の関わり助け合いが自然と起こります。
できあがった子どもは、そのカエルで遊ぶ池に見立てた場所を準備していますので、その池で遊びます。できあがっていない子に、先生が個人支援をしていきます。
よく考えられた流れだと感心します。

5歳児
午後の研究保育です。
私が幼稚園に行き感じることです。
保育のその時間の善し悪しは、子どもが主体的にその遊びを楽しんでいるかです。
子どもがしっかり楽しんでいたら、子どものエネルギーを感じるのです。
子ども達全体のエネルギーが感じられる時間の過ごし方をしていれば、その保育はうまくいっているように思っています。
小学校でも一緒だと思います。
そのエネルギーの流れが、よどんでいたり、違う方向にバラバラに流れている状態では、いいとは言えないと思うのです。
小学校でも、エネルギーを一つにまとめて授業に入るのは、たやすいことではありません。が、幼稚園の子ども方が「ガマンする」ということは弱いですから、みんなのエネルギーがどうなっているのかがよく分かります。
教師の支援は、小学校も幼稚園も同じです。
目的達成と集団維持の言葉がけや、直接支援です。その気にさせながら、目的に向かうことへ支援していくのです。

幼稚園の場合は、まず場の環境。
そして、人的環境である教師の在り方。
・教師の言葉がけ・教師の立ち位置
先生方には、自分を磁石のようにしておこうと、行ってます。教室の中で自分のいる位置は、今どの子ども、あるいは、どの小集団に引き寄せられるかを自分で感じるのです。この部屋の中で一番困っている子に自分が磁石になって引き寄せられます。そして、例えばボタンがはめられないで困っている子に、ボタンをかけてあげる直接的な助けがいいのか、そばでほほえみながら見守って、その子が出来たときに一緒に喜んであげるのがいいのか。遠くでいながらも、その子に一声「がんばっているね」と、かけて、先生も応援しているよと示すことがいいのか。支援の在り方を教師自身で感じ判断します。
そのような磁石になるためには、カメの目とキリンの目をもつことが必要だと話しています。
今自分の前にいる子には、その子の視線まで降りて、低い位置でなるべく平行な目線で話しかけます。カメの目です。しかし、教室全体は見渡せません。高い位置からキリンの目で集団全体を見ることが大切です。

5歳児の先生は、ベテランですから、常に意識し個と集団を見ながら保育を進めていました。
全体を回るだけでなく、自分の体を時には座り込み、あるいは子どもと一緒に寝ころんでと、子ども達と時間と空間を共有しながら過ごしていました。


研究保育の後は、2時間半の協議会がありました。
その後、朝から見ていただいた各クラスの保育のこと等の指導をしていただきました。
また、その後で園庭に出て保護者の方がうんと力を出してくださり園庭の芝生化をすすめていることや、園の入り口のゴーヤを地域の人が植えてくださっていること、マイトマトの取組のこと等を見ていただき説明しました。

教育委員会の方が4時半過ぎに帰られてから、いつものように教師全員が集まり、お茶を飲みながら振り返りの会をしました。
私からは「竹に節がなかったら、上にまっすぐ伸びていかずしなってしまいます。今日を節目のチャンスとして」。教務主任からは、「今日は時間がないので、今日どんなことを学べたのかを箇条書きでまとめてきてください。月曜の放課後にそれを交流したいと思います」ということを、みんなに話しました。

とても貴重な、有難い1日となりました。  
Posted by 未来 at 09:42Comments(0)