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2014年05月10日

研究のスタート「記憶より記録」

先日、幼稚園研究会総会がありました。
今年度、研究会会長を仰せつかり、挨拶をさせていただきました。

さて、この研究会では、昨年に引き続いた取組がなされます。
「公立幼稚園の全担任が自分の実践を園の外に発表する」です。
私は、大変すごいことであると思っています。

年に一つは、自分の実践をまとめておくことが、大事なことだと思っています。自分の仕事をした生きた証となります。
今までも、園の中では、全員が授業をしていたのですが、やはり、園の外に出すのと、出さないのとでは、「濃さ」が違います。
前年も、全員が指導案を書き、実践語の考察を書いたものが配られました。私は、全てを読みました。本当に、汗と涙の結晶と言って良いほどのすばらしい物でした。自分が実践し、自分が学んだことを書ききっているのです。それを公立幼稚園の全職員が読み、学び合うことをするのですから、自分たちの「教師力」アップにつながる大変すばらしい取組です。

時代がそうさせるのでしょうか。
今こそ、「教師力」をつける必要があると思っています。5年後でしょうか。幼稚園が「子ども園」となるようです。
そこは、「幼児教育」が行われる園になるのでしょうか。「子ども園」が、幼児教育がしっかりとなされる場所になるために、その構成員となる教師全員が、その資質を持つことが必要です。しっかりとした「教師力」を持つ人が集まれば、そうなると信じています。

それでなくても今、地域や保護者に信頼され、質の高い教育実践するためには、園の中の教育実践者である一人一人の教師が、自園のカリキュラムに位置づけて、幼児教育を実践する「教師力」が、必要であると、感じています。

応えていくためには、「園内研究」が、大事になります。
私の園でも、3人の担任が自分の保育案を書き、研究保育をする際には、職員全員で何度も相談し、話し合う場面があります。そのことが、自分の教師としての力量に直結することだと思います。そして、明日からの保育に生かされる貴重な歩みです。
「研究」とは、楽なことではなく、普段の保育だけでも精一杯であるのに、その上に仕事量が増えます。本当に大変なことです。しかし、乗り越えたときは、自分の成長を自分なりに感じることが出来るのは、確かです。

私は、「記憶より記録」と、なんども職員に言ってます。
①会議の時は、ノートを広げておくこと、
②1日の振り返りの時間には、ノートに個々のメモををとっておくこと。

私自身も、メモを取ることがめんどうで、十分とっていませんでした。でも「ごんぎつね」の授業をするときに、大学ノート1冊にごんぎつねの文章を写し、行間に教材解釈を書いて、一冊使っているノートが、今手元に残してあります。若い教師が何人かで、ある先生のオタクにおじゃまして、勉強会を何度もしていただいた思い出が有ります。毎日夜遅くまで、ごんぎつねの教材解釈をする日が続きました。そのような先輩がいてくれたことが幸せでした。何か研究授業をするというときは、その先生に教えていただくために、そのお家に行かせていただきました。

その後、特別活動の近畿大会で発表する機会がありました。子どもの様子や学級のことをメモを取り出したのは、これがきっかけでした。記憶は、すぐに忘れ去ります。記録は残ります。有り難いことです。
また、それがついています。

そのメモを見てくれた出版者の方から、ある日突然に、「あなたが・・・・を書かれた人ですか」とのメールが届き、月刊誌に、書く機会をくださったりもしました。
書いていたからのことです。

ちと、残念なのが・・・
私の時代は、パソコンでなく、ワープロ時代でした。「書院」に書いているメモです。あの実践をもう一度読みたいと思っているのですが、「パソコン」ならありますが、書院に入れたものが、すでに行方不明です・・。

ところで、昨年の実践冊子を見ていても、メモを書いて残している人のは、記録がありそれが指導案の経過の部分であったり、着目児の遊びの変化であったり、考察における教師の支援と子ども達の様子の変かであったりと、ストーリーとして書いています。
やはり違いがあるのです。

全担任が、自分の実践を園外に出すということを機会に、「記録」を大事にできたらと思っています。


蛇足ですが、記録が有れば、保護者への「課程連絡簿」も、書くことがいっぱいあり、一人一人の子どものことを伝えられます。

そうそう、あいさつでは、「1+1が2でなく、3にも4にもなると思います」ということを最後に言いました。ひとりひとり の実践ですが、園みんなでの取組により、園全体の教育力アップとなり、それが公立幼稚園全体の教育力アップとなる取組です。「一人の一歩」でなく、「みんなで一歩」の取組を 今日から始めていきましょう。

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