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2009年04月24日

水遊び

 外は暑いくらいの良い天気。ある一人の子どもが、水道の水を出しっぱなしにしながら、その下で、じょうごをもって、遊んでいました。水道の水が、そのじょうごにたまりながら、下から抜けていきます。そのじょうごの下をフタすると、じょうごの上から水があふれます。それを何度となく楽しんでいるのです。
 さて、私は、その子どもにどう関わろうかを考えました。
①水がもったいないでしょ。・・・
②おもしろいねえ。・・・
私は、その両方を思っていました。この彼の実験から、彼の科学的な芽が伸びるのかも知れません。それを単にもったいないでしょと、水を止めて良いものだろうか。

 私は、側にあった「大きいたらい」に水をためました。その水のほうに興味が移らないかなあと、期待して離れて見ていました。しかし、彼は確かに流水の方がおもしろいという様子で、遊んでいました。その様子に気がついた担任がそこに来て、うまくそのたらいの方に子どもの興味を引きつけ水道を止めてくれました。彼は、そのたまった水をそのじょうごですくっては、水が下から出ていくのを楽しんでいました。担任は、うまく彼をそちらに誘導し、なおかつ興味が持続するようにできたのだなあと、感心しながら見ていました。
 
 何が正しいということはないのでしょうが、子どもが遊んでいる場にどう関わればよいのか、考えた一場面でした。


 ところで、3歳の先生に「今日初めてだれも泣かないで遊べていたね。」と、話しました。昨日までは、お母さんから離れることに抵抗があり、ずっと泣いている子がいました。まだ、別れ際になく子がいます。しかし、1日1日とこどもが泣かずに幼稚園で過ごせるようになってきています。
 あるお母さんも、昨日はお部屋までついていってさようならしたのですが、今日は玄関でわかれることができましたと、朝の登園のこどもの成長ぶりをうれしそうに話してくださる方もいます。

 3歳のクラスの様子を見ていますと、私が担任なら、自分が泣きたいような有様でした。あちらでもこちらでも、精一杯泣いているこどもがいる中で、集団全体に対して、絵本を読んだり、庭に連れて行ったり・・。ほんとうにねばり強い先生の取組だなあと、感心させられます。その中で、一日一日、子どもの成長ぶりが見えるのがすごいと思っています。
 先日まで、泣きながら私にずっとだっこを要求していた子も、今はそんなことがなかったかのように、三輪車にのって楽しそうに遊んでいます。
 担任の様子を見ていますと、子どもが自分の席に座れたことを、ひとりひとりの頭をなぜながらほめていき、みんなとトイレまで一緒に行けたことをほめ、このあたりまえのことができたことをしっかりと、声に出し、態度で表し、ひとつひとつの場面でひとりひとりの名前を呼びながらほめていく、この姿がすばらしいと、見せてもらっています。
 先生が、大人からすればちいさなことだけど、初めての集団行動のなかで、当たり前にできたことを、ひとつひとつほめることで、認められた喜びで子どもがそう動けるようになるのだなあ。

 このねばっこい取組の中で、関係ができてきてこそ、子どもが先生の言うことを聞いてくれるようになっていくのだなあと、様子を見せてもらっています。  
Posted by 未来 at 22:23Comments(0)