アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 21人
にほんブログ村 教育ブログへ
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ
にほんブログ村 地域生活ブログ 和歌山情報へ
オーナーへメッセージ

和歌山の情報発信
ブログポータル

ログインはTOPページで
私も作ってみる


[PR] 和歌山情報ブログでチェックイコラブログ
[PR] 商品ページ1ページからリニューアル!!楽天ヤフーOK!現在キャンペーン


QRコード
QRCODE

2009年04月29日

話し合い活動は、5分10分15分

いわゆる「話し合い活動」を各お部屋でしています。

■話し合いの時間
私は、3歳は、5分。4歳は、10分。5歳は15分と、思っています。
「動き回ることが当たり前の幼児」です。それ以上、じっと「人の話を聞く」ことはできないし、させないでいいと思います。
もちろん時には、自分たちの生活と密着した話し合いだったら、話し合い活動が長く続くことはあるかと思います。

■話し合うこと
「教えることと、話し合うこと」
何もかも、話し合うというのではないと思います。子ども達が分からないことは、教師から「お話」し、教えてあげればいいのです。
「1つに絞って」
話し合う柱は、1つです。1つのことを話し合わせればいいのです。あれもこれも、いろんな事を子ども達で話し合わせて、決めようとしない方が良いと思います。先生が、全体を決めておいてあげて、「大事な部分」、あるいは、「一番の盛り上がりの部分」、あるいは、「一番の楽しみの部分」等を話し合わせます。
・・・その部分を話し合わせることにより、子どもが主体者となって、その行事に参加できる。その学びに参加できる。子どもが、これから始まることが、予想され、自らそれに参加したい気持ちをわきおこすための話し合いです。主体者になるための話し合いです。

■だんご話し合い
「こどもが分からないこと」は、話し合いません。発達段階に会わないことは、子どもに話し合わせてはいけないのです。
「だんご話し合い」というのは、全体を通しての話し合いでなく、ある場面だけを絞って、「その場面だけ」そして、また次の流れの中の「その場面だけ」を、全体通してでない、お団子のようにある場面だけを話し合わせることです。

 例えば、給食調理場までお散歩に行きます。その話し合いをするときに、一番何を子ども達で話し合っておくでしょうか。安全についてのことを話し合っておこうとする場合、調理場の人にあったときに、どんな挨拶をしたらいいかを話し合っておきたいと考える人もいます。そこだけを話し合っておきます。
 3歳では、おだんご1つ。
 「どんなにおれい言おうかな」・・・・「そう、みんなでありがとうございまって言おうね」ここだけを子ども達が主体者となれるように引き出したらいいと思います。もちろん、「A君は、○というのだね」「Bさんは、○というんだね」と、個々の個人決定を大事にし、個々の言葉で言うことを認めその上で、「じゃその後で、先生と一緒にみんなでありがとうと言おうか」と、集団決定をすればいいと思います。
 4歳では、おだんご2つまで。5歳では、お団子3つまで。
 例えば、それを話し合うのでも、先生の投げかけ(導入)に半分の時間が入ります。「様子が分かる」説明と、「話す気になる」雰囲気作りです。
・・・今日の給食は、○○だよ。これから、お散歩にその○○の給食を作ってくれているところまで行きます。行ったらその作ってくれている人と会えるよ。楽しみだね。・・・等、の前半があっての「話し合い活動」です。

■その他
 「なぜ、話し合い活動なのか」
 私自身、小学校教師でした。そこからのイメージでは、「幼い子ども達は、話し合うなどできない」「先生が決め幼児は、ただお客さんのように遊んでいる」等、思っていました。失礼なことです。

・自分を大事にする。人を大事にする。
 小さな子どもだって、自分の考えを持っているのです。自分の考えを大事にするのが、話し合い活動です。また、集団の中で、暮らしていくには、話し合いをしなければ、みんなが幸せに暮らしていけません。ただいいなりになってでなく、また、自分勝手にでなく、考えたことをみんなに伝え、なかまとして育って行くには、話し合い活動が必要です。
・判断して行動する事を大事にして
 自分で考えて、お客さんでなく主体者として行動することを学ぶためにも、必要です。「遊び方」「おそうじの仕方」いろんなことを、自分たちで考えてそれを実行しようとすることが大事です。もちろん、依存しつつ自立するのですから、先生の支援があってこそのことです。

 先日、職員室に5歳児のクラスの子ども全員がやってきました。当番活動のことを話し合った後のようです。
 職員室に2人のバッチをつけた子どもをみんなが見守っています。その2人が「○組です。今日は、○君が風邪でお休みです。・・」と、言うと、先生がその二人をほめてあげ、周りの子どもも拍手していました。当番になると、職員室の教頭先生まで、報告に来るということを決めて、まず実際に行動させ、明日からのリハーサルをしたようです。
 話し合いだけでなく、その話し合いがすぐに行動や実践に移る議題であることが大事と思います。観念的な話し合いでなく、すぐに取り組むための話し合いがいいのだと思います。

 また先日、2階ベランダから色紙を階下に放り投げる事もありました。下で拾ってもってきてくれたお友達がいました。ちがう先生にその色紙を持ってそのクラスに行ってもらいました。ことがあって、時間が経てば、意味が薄れます。すぐの方が良いのです。話し合いに注文をつけてもらいました。①これから階下にほうりなげないようにする。②怒る、せめる話し合いでなく、心に響く話し合いを。・・・さて、どんな話し合いがあったのでしょうか。階下に投げるのは、1回だけで、終わりました。

 また、4月の中頃のことですが・・・9年以上長生きしたウサギがなくなったときにも、各クラスそれぞれで話し合いを持ちました。
①まず、人間で言えば、100歳以上もとても長生きして、天国に行ったことを話してあげる。
②白ちゃんも、きっとみんなから長い間かわいがってもらえてよろこんでいる。みんなも、今まで、一杯「ありがとう」をしろちゃんからもらった。白ちゃんとの楽しかったことを分かち合う。
③しろちゃんに、クラスの子どもの発達にあったように「さようなら」の儀式をする。
ことを、教師で確認しました。
 5歳では、1人1人が、絵と文をしろちゃんに贈りました。

■付け足しで・・・
「異年齢交流」
 2学期から、木曜日に異年齢交流の活動を入れます。いくつかの遊びを選んで集まります。
 その中で例えば砂場で遊ぶ子ども達だったら「今日は、砂場でどんなことしたいですか」の話し合いをして、お片付けのあと「楽しかったですか。次はどうしたいですか」のような話し合う場を持って終了するような時間をつくりります。
 ここでも、話し合ってから、そのグループで遊ぶことを繰り返していきたいと思っています。
Posted by 未来 at 12:07│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。