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2009年10月10日

地域の宝物として

 昔は、・・・というと、どれほど昔のことなのと聞かれますが、私が小さかった頃です。
「子どもは、地域の宝物」だったように思います。なぜなら、地域の大人達が、私に声をかけてくれたし、しかってもくれたからです。

 1年生の夏休みの頃、石屋さんで、一日その人が石の細工をするのをながめていました。駄菓子屋さんでは、おばさんが私の話し相手をしてくれました。
 私が4年生の時のこと、学校からの帰り道、一輪車に米の袋をのせぎこちなく押しているおばさんがいたのです。私は、どこのだれとは知りませんでしたが、このおばさんと交代して、その一輪車をその家まで押していきました。そしたらもそのおばさんがあとから家まで来てくれて、親に伝えほめてくれました。
 今振り返ると、子どもながらに地域のいろいろな人と結びつきがあり、それぞれの大人から関わってもらっていたのです。このように今も覚えているというのが、その証拠のようなものです。
 子どもは、地域の宝として存在していたのだと思います。

 今、あまりにも、地域との関わりがない中で育っているのではないでしょうか。
 子どもは、学校と家の往復はするけれども、その間にある地域とは、関わりがないように生きているように思います。昔と違い、地域で働いている大人も大変少ないのですから、関わりも生まれにくい環境があります。

 ところで、こんな事が昨年実際にありました。
 園に一本の電話があったのです。「○○さんは、元気に登園していますか。」というおばあさんからのもの。聞くと、老夫婦の方が家の近くでその子に毎朝出会うのだそうです。朝歩いて登園するその子が「おはよう」と、声をかけてくれるのを楽しみにしてくれていたのです。ここ数日間姿が見えないので心配してくださっての電話でした。後日、その子の保護者から詳しく聞きますと、子どもが挨拶してくれるのが嬉しいので、クリスマスプレゼントを持って、登園を待ってくださっていたのに数日あえないでいたらしいのです。
 この地域の方との触れ合いで、この子どもも何らかのことを感じたと思います。

 他にも、サツマイモを園児のために用意してくださっていたり、田植え時期に、どろんこあそびを田んぼでさせてくださったり、地域から子ども達は支えられています。
 子ども達はやはり今でも、「地域の宝」なのです。


 昔は、農業などを営む人が多く、地域の中で大人をよくみかけました。道から見える場所で何かの作業をしていました。それが今は、老人が増えたといっても、家の庭先でする仕事もなく、たまりばになるような場所もなく、家の中にひっそりこもっています。

 私は、親、教師の意外の大人とせっするなかでの学びが大事なのにもかかわらずできない現状があるのです。地域の大人と接する場所作りがなければ、子ども達は、地域の大人とは関わりがもてないのです。

 とするならば、幼稚園の中に、そのような居場所、あるいは出会いの場所を作ればいいと思っています。

 具体的には、木曜日の午前中を、ある一室だけを地域の方に開放します。
 そして、おてだま、おりがみ、話し相手、草引きなどのコーナーを設定し、こどもと関わってもらいます。
 このような意図的な出会いの場作りをすることで、子どもを地域の宝として育てられると共に、幼稚園がこれからの地域の子育てセンターの役割を果たしていける場所となるのだと思っています。


追)
実践にうつしていけるように、いろんな人の力添えをいただいていこうと今考えています。
Posted by 未来 at 10:05│Comments(0)
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