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2011年06月18日

動機付けと、集団ルール

4月からスタートした、3歳・4歳・5歳の各保育の取組も、2ヶ月間が過ぎ、安定してきた様子があります。
 4月の合い言葉は、「安心」だと思います。
 「渡る世間に鬼はなし」この幼稚園は、安心して、遊べる場所だなあと、子どもも保護者も体を通して、感じるような取組がそこにあったのだろうと思います。3歳児では、初めての社会に出て、家庭では味わうことの無かった、お母さんと数時間別れて過ごす寂しさも感じるでしょう。友達との遊び道具の取り合いも起こり、自分の思うままには出来ないで我慢する場面もあるでしょう。
 そんなことがあっても、やさしく、自分を認めてくれるお母さんのような安心できる先生がいつもいるから、ここに来ても大丈夫。また、ときにはいやなこともされるけど、ともだちたくさんと一緒に過ごすことが、一人で家で過ごすよりも楽しいこともあるなあ。
 きっと、そのようなことを幹事ながら、だんだんと、このお部屋で過ごすことに、安定感を持ってきているのだろうと思います。

 5月・6月は、動機付けと、集団ルールだと思います。
 分けるとすると、5月は、集団ルール。6月は、動機付けです。
 3歳の子ども達にとっては、初めての集団生活です。まず、靴箱に靴を入れることも初めてです。玄関に脱いでいたら良かったくつを靴箱に入れなければなりません。上靴を履きます。家では、上靴は履きませんから、これも初めての経験です。たくさんの友達と過ごすのも初めてです。
 このように集団で過ごすから、みんなが気持ちよく過ごすために、集団で過ごすときのルールがあります。それを1つ1つ理解しながら、体験的に学んでいきます。
 トイレに行くときも、上靴をきちんと脱いで、トイレから出るときは、トイレのスリッパを並べて出ます。これも、体験的に理解していくことです。

 6月、は遊びへの動機付けです。(4月・5月にも並行的にこのことは行われているのですが)
 幼稚園での過ごし方が自分の物になってきたなら、そこでしっかりと楽しく遊ぼうというのが、自然な流れです。
 もちろん子ども達だけでも、遊べますが、そこに先生が加わって遊ぶことで、楽しさが倍増します。ときには、遊びのリーダーとしての先生の役割があります。それから、子ども達が思っている遊びが広がるように、先生が、いろんなものを用意します。さりげなく用意したものを子ども達が自分たちがここにあったものを自分たちで見つけて、自分たちで考えて遊ぶのだと、主体的な遊びが始まります。
 先生方に言ってます。
 しっかりと、遊ぶ子どもの後ろには、しっかりと遊ぶように支援している教師がいるからだ。
 
・・・・・・・・・・
 今、5歳の子ども達は、お店屋さんごっこをしたいと思っています。ジュースを作って売りたいと思っています。
 先生は、ジュースを楽しく作るために、ジュースに見立てる素材をさがしています。色が付いているハッポウスチロールの小さな玉のようになったものを用意してそれをコップに入れることで、泡が出ているサイダーと子ども達は見立て遊びをするだろうと、それをさがしています。
 また、一方で、勉強ということで、各自プリントをする何人かがいます。個別にプリントに何か書くことをして遊んでいます。そこには、平行遊びがあるのですが、関わりは見られません。5歳児ですから、この何人かの遊びに関わりを持たせたいと先生は、考えています。その場に「教師」の役割を登場させれば、変化が起こるだろうと考えています。
まず、先生が、博士のような「先生かんむり」を作り、簡単プリントを用意し、プリントに丸つけする役割を演じます。きっと、その先生役になりたいという子どもが出てきます。そうしたら、先生が役割を交代します。すると、子ども同士で、先生と生徒のやりとりがある遊びが発展するのでないかと、考えています。

・・・・・・・・
この上記の部分は、金曜日の放課後(といっても、夜6時から7時過ぎ)に先生と私も混じって、「子ども同士の関わり」ある遊びを展開したいという担任の思いをうけ、来週の遊びをどう発展させていったら良いかを話し合ったものである。


私が、幼稚園に勤めだしたのが、4年前。
自分の子どもも幼稚園にお世話になったのにもかかわらず、幼稚園が教育の場だとは、失礼ながら考えていなかった。「元気に毎日通ってくれたら」とだけを考えていた。
勤めだして初めて、幼稚園の教師は、意図的教育をしているのだと言うことが、初めてわかった。

上記の5歳担任は、この土日に、子どもが店屋を楽しむための素材を用意している。また、先生役のかんむりか、ネームプレートを用意している。その用意をして、月曜日に、子どもの遊びに変化が出るのを楽しもうとしている。

 教師は、遊びの環境をを準備することで、子どもの遊びへの「動機付け」を枝葉としている。もう一つは、言葉による動機付け、教師の態度による動機付けである。

 金曜日、遊戯室につくった遊び場をさるとき、
 「今日みんなで家づくり(お店あそび、勉強遊びも、その家づくりの発展である)おもしろかったね。また、月曜日にこの続きをみんなでしましょうね」と、子どもに投げかけているはずである。教師も月曜日の遊びを考えるし、子ども達も、さらにどう遊ぼうと、考えて月曜日登園する。
 その主体的に遊びに没頭しようとする園児と、そのように汗をかくくらいその遊びを楽しんでほしいと思い準備する先生がいて、幼稚園の「遊びが学び」という、意図的教育が為されている。

 教頭である、私も、その一員として、幼稚園の園庭環境をふくめ、園全体の環境が、子どもの学びにつながるような、楽しくおもしろいところにしようと、私自身も楽しんでいる。


改めて、書きたいが、金曜日に、アゲハチョウが、サナギから、チョウになった。
夕方6時半の出来事であった。
子どものいる前で、チョウになったらと思っていたが、・・。
サナギを見ていて、それを元の場所に置き、また見に行ったら、まだ柔らかいハネを広げたり閉じたり・・。


子どもも変化し、教師も変化し、アゲハも・・・。
変化する事が教育。これからもいろんな変化を楽しむ幼稚園にしていきたい。
 
Posted by 未来 at 13:13│Comments(0)
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