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2013年07月28日

幼小連携のために(文コピー)

文部科学省のページにあった物を添付する
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幼小連携(千束幼稚園と千束小学校の事例) 1.はじめに
 最近、幼小連携という言葉をよく耳にします。当校にきて幼小連携にかかわることになり、改めて強く感じたことがあります。それは、その取組が一人一人の子どもの成長につながるものでなければならないということです。例えば、幼稚園入園から小学校卒業までの期間の子どもの成長について幼稚園と小学校の先生達が一緒に話し合うことは、子どもの成長を支える上でとても大切です。そして、幼稚園教育から小学校教育への円滑な接続を目指して指導方法を工夫していくことが必要です。そのためには、お互いの教育内容や指導方法について相互理解を深めていくことが重要となります。
 相互理解を深めていくために大切なことは、一方的に相手に自分の思いを伝えるのではなく、相手が幼稚園(小学校)の教育内容や指導方法の何が理解しにくいのかを考え、相手に分かるように伝えることです。そうしてお互いに少しずつ歩み寄り、次第に円滑な接続が図られていくのではないでしょうか。
 今日の一歩は小さな一歩かもしれません。しかし、その一歩一歩が子どもの成長を支えています。今日よりも明日、明日よりも明後日、子どもによりよい教育環境を提供できるよう日々取り組んでいます。 

2.幼稚園から小学校へ ~こんなことに取り組んでいます~
 台東区では、平成15年度より、幼・小・中連携の日を設定し、幼小の滑らかな接続について各学校・園で取り組んでいます。このことを受け、千束幼稚園及び千束小学校では、学校として幼小連携を推進していかなければならないという思いがありました。しかし、実際にはお互いに相手にどのようにかかわっていけばよいのか悩んでおりました。そんな時、平成18年に園内研究として幼小連携を取り上げました。今思えば、この園内研究が一つのきっかけだったように思います。この研究を通じて相手の教育内容や指導方法について知りたい、知らなければならないという思いが強くなり、お互いに話し合う機会が増えていきました。
 話し合う中で大切にしたことは、幼稚園と小学校の役割を果たしつつ、円滑な接続を図るためにはどうしたらよいのかということです。円滑な接続を目指すあまり幼稚園で小学校教育の前倒しを行うなど、本来の幼稚園教育を見失うようなことがあっては本末転倒です。幼稚園と小学校にはそれぞれの役割があり、その役割に基づいた指導方法がとられています。そのため、それぞれの指導方法を大切にした上で、接続期を通した子どもの学びの連続性という視点から考えました。そのときのポイントは幼小の段差です。段差はない方がよいと捉えられることもありますが、子どもは段差を経験することで、環境の変化に対応する方法等いろいろなことを学んで成長していきます。しかし、その段差が大きすぎると乗り越えることができないことがあります。
 そこで、子ども自身が乗り越えていくべき段差と子どもが乗り越えやすいように意識的に小さくする段差とに分けて考えました。子ども自身が乗り越えていくべき段差には、施設や通学、食事の変化などがあると考えています。一方、子どもが乗り越えやすいように意識的に小さくする段差もあります。これについての具体的な取り組みをいくつか紹介したいと思います。

幼稚園の1日を単位とした生活から45分を単位とした生活へ

 幼稚園教育では子どもが夢中になって遊ぶことをとても大切にしています。子どもは夢中になって遊ぶ中で、友達とのかかわりを深めたり、遊具などの物の使い方や特質を学んだりします。そのため、子どもが夢中になって遊んでいても時間だからといって遊びを終えてしまったりするのではなく、子どもの様子を見ながら、子どもが興味関心をもって自ら取り組み、その遊びを十分に楽しんで満足感が得られるよう時間を保障することが大切だと考えています。
 一方、小学校ではおよそ45分を単位として生活が展開しています。そのため、子どもは小学校入学当初にとまどいを感じるのかもしれません。今までは1日を通して活動が連続していたのに45分を区切りに次々と活動内容が変わるのはなぜだろうかと思い、あわただしく、次々と変わる授業にとまどい自分がどのように対応したらよいのか分からずにいるのかもしれません。
 幼稚園はどちらかというと活動によって時間が決められていくというイメージがありますが、小学校では時間の区切りを前提として活動を考えていくというイメージがあります。そこで、子どもが幼稚園から小学校の生活リズムへと少しずつ慣れていけるようにお互いに工夫することにしました。

<幼稚園>

○3~4歳

•集まる前、食事前、降園前などにトイレに行くようにする。(小学校では休み時間にトイレに行くので、活動の区切りの時にトイレに行く習慣をつける。)
•片付けをした後に「○○して遊ぼうね」等と次にすることに期待をもてるようにする。(小学校での次の授業に対する期待感につながるように)
•自由に遊ぶ時と学級全体で遊ぶ時との区別をつける。そうした中で、子どもが時間の流れや区切りを感じるようにする。
○5歳

•ホワイトボードに1日の流れを書き、子どもが1日の生活について大まかな見通しをもって自ら行動できるようにする。(小学校での1日の流れ(時間割)を予測し、安心して自ら行動することにつながるように)
•時計を使って長い針がいくつまでという指示を与え、子どもが計画的に行動できるようにする。
<小学校>

•休み時間ごとに教員が声をかけ、休み時間にトイレに行く習慣をつける。
•接続期には、45分の授業を10分・15分くらいの単位に区切り、気分を切り替えながら授業をする。
•学校生活のリズムに慣れ、生活の仕方を身に付ける。
「遊びを通しての学び」から「教科中心の学び」へ

 幼稚園では遊びの中で、友達や教員と一緒に話し合ったり、自分なりに試したりしながら考えることの楽しさなどを実感していきます。一方、小学校では、子どもが席に座って、教員が教科書を用いて教えることが多くなります。そのため、子どもは椅子に長時間座ったり、話をしたい時には手をあげたり、教室中に聞こえるような大きな声で話をしたりすることにとまどいを感じているのかもしれません。

<幼稚園>

•話す態度や聞く態度を身に付けるために、視覚的な教材等を用いたりしながら自ら話を聞こうとするように工夫する。
•絵をかいたり、粘土をしたり、話をきいたりする時等、椅子に座っての活動を取り入れる。
•大勢の前で発言したり発表したりする機会を設ける。
•課題活動を取り入れ、グループの友達と相談したり行動したりする機会を設ける。
•人の話を聞く時と自分の話をする時の区別ができるようにする。
<小学校>

•視覚的な教材を増やし、子どもが興味をもって授業に取り組めるように工夫する。
•いつも同じ教室で着座して受ける授業だけでなく、着座しない授業や教室以外の場所での授業を行うなど、バリエーションに富んだ授業も取り入れて環境の変化をつける。
•勉強したい気持ちを大切にして、鉛筆の持ち方や、運筆・姿勢、授業中は席に座っていること、話し方のきまり(一人一人手を挙げて発言する、みんなに聞こえるように話す、人と同じでも「同じです」と言うことで自分の意見を伝える)等の集団での学び方を伝え、身に付ける。
•教室内の環境を工夫し、掲示物を活用する。
3.指導方法の工夫を通して ~それぞれの思いを込めて~
 幼稚園教育と小学校教育の円滑な接続を図るためそれぞれ指導方法を工夫しています。指導方法の具体的な工夫については上記で述べたとおりですが、ここではどのような思いをもって指導方法を工夫しているのかについていくつか紹介したいと思います。幼稚園教員と小学校教員が思いを共有することが、お互いにアドバイスし合ったり、工夫し合ったりしていくことにつながっていくのではないでしょうか。

○ 幼稚園では遊びや生活の中に文字や数を取り入れています。例えば、年少では動物のマークなどの絵でロッカーやくつ箱等の自分の場所を示していますが、年長では文字で示しています。また、双六をしたり、椅子を5個ずつ並べたりもしています。そのようにして、幼児が文字や数に対して親しみを感じ、興味をもつようにしています。しかし、それらを知識として系統立てて教えることはしていません。なぜなら、幼児期は日々の生活から体験を通して学ぶ時期だからです。幼稚園では、文字大好き、数についてもっと知りたいという気持ちをもって小学校に入学できるようにしています。
 小学校入学当初、子どもは小学校から始まる勉強に興味があります。早く鉛筆を持って文字を書きたい、足し算をしてみたいという気持ちをもっています。これは幼稚園教育の成果の一つと言えると思います。しかし、45分間ずっと同じことができるかというと難しい面もあります。そんなとき、例えば、自分の名前を書いた後に歌を歌いながら自己紹介をしてみます。活動内容を変えてみることで、子どもは集中して授業を受けることができます。またこのような活動は幼稚園教育における「総合的な指導」につながるものがあります。このようにゆるやかな移行を意識しながら、次第に小学校での教科教育の内容を深めていくようにしています。

○ 幼稚園では掲示物など周りの環境から、幼児自身がいろいろなことに気付くように工夫しています。例えば、ゴミ箱は「もえるゴミ」「もえないゴミ」を文字でのみ示すのでなく、絵もあわせて示すことにより何が燃えるゴミで何が燃えないゴミであるのかについて幼児自身に考えさせるようにしています。
 小学校では、このような幼稚園教育の成果を引き継ぎ、子ども自身が周りの環境からいろいろなことを学ぶことができるよう掲示物などの周りの環境を一層工夫しています。

○ 幼稚園で子どもははじめて集団での生活を経験します。集団での生活の中で、子どもは話し合ったり、協力したりしています。小学校では、このような幼稚園での経験を生かし、小学校では授業の中でグループ分けや役割分担を子どもで相談して決めるように促しました。

4.さいごに
 当初、幼小連携を進めるために何をしたらよいのだろう、とても大変なのではないかという心配がありました。しかし、実際に幼小連携を進める中で、「できることからやってみよう」という気持ちが大切であることを感じました。そのような気持ちをもつことで「こんなことはできないかしら」「こんな工夫はどうかしら」といった新たな発想が生まれます。日々の活動の中での小さな工夫かもしれませんが、その工夫が集まることで教育の質は向上し、ひいては子どもの輝ける未来につながるのだと思います。
 また、幼小連携では相互理解の重要性が指摘されています。しかし、幼稚園教育は「見えない教育」と言われるように、会議での説明を聞いただけでは理解することが難しい場合もあります。そこで、実際に小学校教員が保育を見る機会を計画的に設定してはどうでしょう。その際、保育を見る視点を幼稚園側が示すことも大切です。そのような機会を利用して幼稚園の活動を見学したり、その後幼稚園教員から活動の配慮事項を聞いたりすることを通して少しずつ理解を深めていくことが考えられます。その他、合同の研究会なども活用して教員同士の交流を深めていくことが大切です。そうして、他学校種間の垣根を低くし、教員同士が気軽に聞きたいことを聞けるような関係を築くことが大切だと感じます。さらに、幼稚園と小学校では生活時間が異なることを考慮し、メール等の活用等、連絡方法を工夫することも大切だと思います。

お問合せ先
初等中等教育局幼児教育課
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あれ・・・
ありがたいというのか、ここにあることは、今働く幼稚園では、意識的にやっていること。
先生方が、自分たちのやっていることが間違っていないと意識するためにも、これをプリントアウトして、現職教育で読み合いたいと思います。
Posted by 未来 at 20:20│Comments(0)
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