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2011年09月20日

保育場面「A子の犬の散歩」

保育室におじゃましました。
ティシュの空き箱にビニルのひもをつけて、引きずってA子が近づいてきました。
「犬」というのです。
A子は、犬のお散歩をさせていたのです。
「お名前は・・」
  「・・・」
「この犬に、名前をつける・・・」
  「ミミ」
「犬のお顔つけてあげたらいいね・・・」
A子が紙を持ってきて、マジックで顔を描き、箱の前にどう貼ろうかなあとしています。
じっとそばにいたB男が、「ガムテープで貼ろ」と、自分がガムテープを取りに行きました。それからガムテープをはさみで苦労して切りました。それから、二人で、顔をうまく貼れました。
A子にお助けをして遊びを一緒に楽しむ仲間に加わることができたB男。
・・・遊びにあたらいし局面をつくりだすための、教師のことばの投げかけという役割もあると思います。「お名前は」と、確認する言葉の投げかけで、つぎの活動への展開のきっかけになったように思います。
 また、B男からも学べます。A子と一緒に遊ぼうとするときは、このようにA子の助けとなるような加わり方が、とてもスムーズなのですね。B男はそれを心得ているのでしょう。仲間に入れてもらう方法を教えてもらったように思います。

B男が、「しっぽは」と、A子に声をかけると、A子もうなずくような仕草をしました。
・・・次は、B男がリードしても、A子もそれを受け入れています。二人の遊びになっているのでしょう。

B男は、ビニルヒモを切ったものを持ってきてガムテープで貼りました。
その様子を、ずっとC子が見ていました。
私は「Cちゃんも、ペット飼いたいねえ・・・」となげかけました。
C子は「ねこ好き」と応えました。
・・・

実は、その時電話が入り職員室に行かなければならなかったので、そのあとは知りません。


こどもだけで、楽しく遊んでいます。
B男は、人と関わる学習を体験の中から学んでいると思いました。

教師の役割もそこにあると思います。
教師が入り、一声かけるだけで、遊びが「広がって」いきます。A子に対してだけでなく、まわりにいる子に対してもこの遊びを「つなげる」ことができます。
まずは、A子が、この犬を自分の身近な物とするように、名前を付けて、名前が付くと、もっとこのミミをかわいい犬にしたいと、興味関心が増してきます。そして、それに関わってくる子どももいて、さらに興味を持ったC子のように加わってくる子がいます。

さらにもっとたくさんの子どもが自分のペットを作るように刺激していったらおもしろくなると思います。そこには、箱をペットに見立てるてめに、顔をつけたり、しっぽをつけたり、毛をつけたりするかも知れません。何人かにひろがれば、さらに試行錯誤のよい刺激のしあいっこが始まります。
そして、「また明日も会おうね」と、そのペットを大事に起き、明日登園するときから、そのペットとどんな遊びをしようかとワクワクしながらやってくると思います。

実際は、3人のABCだけが、この遊びと関わったのですが・・・。もう少し広く子ども達に広がる刺激ができていたなら、おもしろかっただろうなあと・・・。

しかしながら、遊びは「今・ここ」のことです。「あのときやっていた・・・ねえ・・」なんてA子に明日言ってもそれは遊びにならないでしょう。あそびとは、興味関心があり主体的に動くから遊びです。
教師が、教育的意図があるから無理矢理させようと思っても、そこには遊びは成立出来ません。

また、次の機会に、あそびをふくらますことが出来る様子をきっと私の前でも見せてくれることと思います。
  
Posted by 未来 at 00:05Comments(0)